指数の拡張1
こんにちは!
今回は、中学数学では扱うことのなかった や を考えてみます。
指数の意味を考えれば、 は「 を 回かける」という意味になりそうですが…さて、どういうことなのでしょうか??
さっそく始めましょう!
や などの値を求められる
今回の問題
今回はこの問題を解いてみましょう。
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講義
それでは、問題を解くための知識を解説していきます!
指数の拡張とは
今までは、指数は という「自然数」しか考えてきませんでしたが、今回は「」や「」などのように、指数を「整数」まで拡張します。
ところが、「2を0回かける」や「2を 回かける」という意味で考えてもよくわかりません。そこで、「何回かける」という意味はいったん忘れて、数学的に矛盾がないように、「」や「」の値を決めてみましょう。
指数の拡張
上の図を見てください。
まず、 となるのは良いでしょう。このとき
ー(2倍)→ ー(2倍)→
と値が2倍ずつ大きくなっていくところに注目すると
ー(2倍)→
となってくれたらいいのにな、と考えるのが自然です。そこで
と決めることにしましょう。
同じように考えると
ー(2倍)→
となって欲しいので
さらに
ー(2倍)→ ー(2倍)→
となって欲しいので
と決めることにしましょう。
以上まとめると次のようになります。
今回の問題(再掲)
では改めて、今回の問題を掲載しておきます。
自分の力で解いてから、下の解答・解説を読んでみましょう!
解答
(1) (答)
(2) (答)
(3) (答)
(4) (答)
(4) (別解) (答)
解説
(4) (別解)では、次の事実を使っています。結構使えるので、覚えておくことをオススメします。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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