底の変換(対数関数)
こんにちは!
数学の部屋のうちやまです。
今回のテーマは「底の変換」です!
底の変換
今回は対数の性質(その3)ということで、「底の変換」を勉強しましょう。
これが「底の変換」と呼ばれる公式です。左辺の底は「」、右辺の底は分母・分子ともに「」です。 は底の条件「と」を満たしていれば何でも良いので、この公式を使うことで、底を自分の好きなものに変えることが出来ます。
例えば
→ 底を4から2に変換した
(分母は )
→ 底を2から10に変換した
→ 底を5からに変換した
といった感じです。もちろん、何でもかんでも底を変えればよいというわけではなく、底を変換した結果、計算がラクになったり、その他メリットがある場合に底を変換します(なので、3番目の例は実用性があまりありませんね)。例えば、前回の「対数の加法・減法」では、底が同じ対数の場合は足し算・引き算が出来る、といいました。ですから
は、底が違うので足し算が出来ません。そこで「底の変換」の登場です。底は何でも自分の好きなものに変えることが出来ますから、この問題も底を2に変換すれば
(答)
のように計算することが出来るようになります。
例題
それでは、例題を解いてみましょう(自分で解けそうな人はやってみましょう)。
問題
解答
(1)
←底を2に変換した
(答)
(2)
←底を3に変換した
(答)
(3) 底を にそろえると
(答)
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!