桁数問題(対数関数)
こんにちは!
数学の部屋のうちやまです。
今回のテーマは「桁数問題」です!
「桁数問題」の解法のPOINT
「 は何桁の数か」という問題を「桁数問題」といいます。
例えば、ある数 が 桁の数であったとしましょう。このとき
∴
が成り立ちます。
同じように
が 桁の数なら
∴
が 桁の数なら
∴
が 桁の数なら
∴
が成り立つので
が 桁の数なら
が成り立ちます。
すると、例えば が 桁の数なら
①
が成り立つので、①を満たす を求めれば良いことになります。
さて、①を満たす を求めたいのですが、指数の部分に があるのでこのままでは考えにくいです。そこで、①の各辺に をくっつける(これを「各辺の常用対数をとる」という言い方をします)と
∴
が成り立ちます。
よって、後は の値がわかれば、 が求まり、桁数がわかります(具体的には下の例題で確認してください)。
上の「解法のPOINT」を踏まえた上で、「 の桁数の求め方」をまとめると
① の値を求める
② ≦ の形で表す
③ が求める桁数
となります。
例題
それでは、例題を解いてみましょう(自分で解けそうな人はやってみましょう)。
問題
解答
よって
より
は 桁の数 (答)
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!